地域マスター工務店登録運動 Webコラム

【連載】プロ目線で住まいづくりをチェックする
2.検査のポイント

ARU田口設計工房 田口 隆一


 それでは、ここから具体的な検査のポイントを挙げていきましょう。
 品質を向上するという観点から、第3者検査の考え方をベースにしています。

①建物位置
・確認方法
建物の配置は、基本的に施工者によって、配置図に合わせて計測、設定されているはずですが、特に隣家との離隔距離が小さい個所の配置を確認します。スケールを使用して遣り方(※3)に表示された通り芯と境界線の距離を確認します。
ミリ単位までは確認できませんが、大きなミスは防げます。

・ミスがあると
配置がずれてしまうと、隣地まで余裕のある側であれば、多少のずれは吸収される可能性が高いのですが、ぎりぎりの場合には、建築基準法の集団規定(※4)に抵触する可能性があり、是正勧告などを受ける可能性があります。

f0204815_1074225.jpg

・説明方法 特になし

※3 遣り方とは、地面の掘削に先立って、建物が建つ予定の周囲を杭と貫板(細長い薄い板)で囲い、水平と通り芯などを出すための仮設物で、写真に見える
f0204815_10124257.gifの印がついた垂直線が、建物の壁の中心線を表しています。

※4 集団規定とは、地域ごとに規定されているもので、容積率や建ぺい率、建物の高さなどの制限があります。これは、地域で決められた範囲で建物を建てることを定めたものです。建築に関係している人であれば、外観を見ただけで違反か否かわかりますので、注意が必要です。


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by ju-takukoubou | 2011-08-31 10:13 | 住まいづくりをチェック
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