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カテゴリ:辣腕記者のヒント( 17 )
辣腕記者のヒント⑥
木材業界にあって
日刊木材新聞 橋本 崇央

木青連の重要性
 木材業界にあって、工務店業界にないものとして「木青連」というのがあります。勿論、木材業界の若手経営者の集まりなので「木」が付くのですが、正式には日本木材青壮年団体連合会(http://www.mokusei.net/)と言います。
 全国の都道府県別に団体があり、またその傘下に地域の団体があって、木工教室のイベントなど木材の普及活動などを行っています。木材業界にあっては、あまり興味はなかったのですが、工務店の方々とのお付き合いを通じて木材業界の大らかさというか、隣の材木屋で商売敵でも酒を飲んで一緒に木について熱く語りあうような会合の重要性に気づきました。

材木屋と工務店との合同化への期待
 工務店の場合は地域での同業者の会合というのはあまりないようで、例えば同じFCに入ってる工務店同士だとか、工法グループなどのつながりはあるのですが、実は隣の工務店とは殆ど付き合いがなかったり。特に2代目同士で集まって酒を飲んで語り合うというような場はあまり多くないように感じます。
 そんな木青連ですが、業界が低迷して淘汰が進んでいく中で当然会員も減ってきます。県の集まりでも数百人、全国大会となれば1,000名を超える参加者が集まってきたりもしましたが、やはり人数の減少は避けられません。
 ある県の木青連の総会で「木材業界だけでなく住宅産業として考えたら会員も増えるのでは」という話がありました。材木屋さんと工務店さんの垣根を取り払い木造住宅の普及にともに取り組むというのも良い話だなぁと思いました。
 こうした話が実現することで木造業界も活性化することを期待したいと思います。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:53 | 辣腕記者のヒント
辣腕記者のヒント⑤
パワービルダーと国産材
日刊木材新聞 橋本 崇央

パワービルダーまで国産材
 国産材をパワービルダーが活用していこうという動きが目立ってきた。一建設などが出資したプレカット・集成材製造会社のファーストウッド(福井県)は、柱には杉の集成材を使用し、関西・中京圏の一建設や他数社のパワービルダーの物件にも使っていくことになるようだ。高山にできた森林組合系の製材・加工工場では杉の平角や桁角などをKD材として首都圏のパワービルダーに出荷していくという。そういえばタマホームも元々は国産材志向のパワービルダーで、供給量が追いつかないことなどもあって、必ずしも国産材を使っているわけではないが。

にわか国産材ブームの中で
 これを単なる外材の高騰による代替需要としての国産材ブームと見るか、国産材がパワービルダーの価格や品質、供給量の面でも対応できるような時代になったのかは判断が難しい。しかし、1年ちょっと前までは国産材=地域工務店の図式があり、品質の安定しないものを工務店の技術で使いこなすというのが感じられたが、外材高騰でにわか国産材ブームになっているように感じる。
 国産材が本当の意味で評価され需要を獲得できたのか、海外の供給事情が変化したらまた元に戻るのか。そうなると最新の大型製材工場の施設だけが山に残るような事態にならないかと少し心配でもある。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:52 | 辣腕記者のヒント
辣腕記者のヒント④
次はロシアか
日刊木材新聞 橋本 崇央

資源ナショナリズムの再来
 昨年は構造用合板をはじめとして集成平角や集成管柱、垂木、胴縁など様々な木材製品が値上がりして、ここにきて値上がりにも一段落したかと思えば、今度はロシアの輸出税の引き上げで木材業界は大きく揺れています。
 そもそもはロシアが針葉樹丸太の輸出税を現行の6.5%から今年の7月から20%に、08年4月からは25%、09年1月には80%にするという発表があったからです。丸太に高率の関税を掛ける、丸太輸出の禁止などは80~90年代初頭に東南アジアの国々で自国の木材工業化の推進のために取られてきた政策と一致するもので、資源ナショナリズムの再来とも言えるものでしょう。日本でのロシア材の輸入量は昨年が約480万立方メートルで丸太として輸入されているうちの5割弱を占め、主には合板用の素材と垂木、胴縁などの製材用としてのものです。

合板の代替を考えておく必要が
 昨年の合板不足はまだ記憶に新しいところで、安価に耐震性の高い住宅をつくる上では合板は非常に便利な資材で、施工性も良く、これが逼迫してくると住宅会社も工期に影響してくることで、プレカットの納材価格は抑えても、合板だけは値上げを認めないとショートするといったことが懸念されるほどでした。
 ロシアの輸出税の動向はまだ予断を許しませんが、今後変更になることも考えられます。しかし、代替品については常に考えておかないと、イザというときには高値で購入を余儀なくされる可能性もあります。今後はロシア材の代替を含めて様々な開発が進んでいくものと予想され、工務店も国産材で代替できる部分はないのか、今まで購入していた国産材の製材メーカーへの影響は出てこないのかなど、木材関係の動きに注視していって欲しいと思います。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:49 | 辣腕記者のヒント
辣腕記者のヒント④
これからの木材調達
日刊木材新聞 橋本 崇央

様変わりの2年間
 木材資源を取り巻く情勢はこの2年間で大きく変わり、木材価格も93年から13年ぶりに06年は急騰した。この変化は中国、インド、そして中東などの地域で木材需要が急増したことが主因だが、これまで世界の木材貿易をリードしてきた日本がもはや木材価格のリーダーシップをとれないという状況に変わってきた。これから木材資源をどう捉えていったらよいのか、国産材を使っている工務店、ビルダーにとっても世界の木材需給とは無縁ではなく、国産材も新生産システムという林野庁の補助事業によって工場の大型化が進んでおり、丸太の争奪戦のようなことが水面下では起こりつつある。
 日本の木材市況が高騰したのは前回は93年と14年前に遡る。米国の環境保護政策により国有林、公有林の伐採規制が強化されたことを契機に供給不安が高まり、木材価格は急騰し、これを契機に日本にはこれまでほとんど無縁だった欧州からの木材の輸入が本格化し、日本に対する木材供給地図は一変された。
 それから10年以上の間、日本のデフレが進行し、木材は常に供給過多の状況から価格はジリジリと下がり、大手ハウスメーカーや有力ビルダーが大量購入を前提にコスト引き下げ圧力を強めてきた。

「耐震偽装」へと繋がる状況
 大手戸建て分譲会社の躍進などは欧州から安価な構造用集成材及びラミナの供給が可能になったこと、それを使ったプレカットによる施工の合理化、工期短縮などが合わさり、デフレによる地価の下落や大手企業などの社宅などが売却され安価な土地が大量に供給されたことで、パワービルダーといわれる業態を生み出した。
 パワービルダーはプレカットの加工を材料費・加工賃込みで安価な価格で大量発注を行い、これがプレカットの大型化に結びついた。厳しい価格の中でいかに利益を出すかがプレカット工場の伏図設計に求められ、ぎりぎりの材積で基準を満たすという手法が後の姉歯事件にも繋がっていく。

共存共栄の関係の構築を
 近年急成長を遂げてきたパワービルダーという業態は、これまでは量を発注するから価格を下げろというやり方で次から次へと供給業者が現れ、仕入れで苦労することは経験してこなかったが、昨年の合板不足のように購買圧力をかけても品物は集まらず、プレカット工場からは受注辞退、職人も集まりにくくなるなど未体験のゾーンに突入した。
 では、これから工務店、ビルダーは木材の調達についてどうしたらよいのだろうか。使用部位ごとに使用する木材の樹種や産地の状況を的確に把握し、性能を確保しつつも極力コストを抑えられる仕入れを心がけることが必要になってくるのではないだろうか。
 仕入れ先を叩くだけではもはや仕入れ先も立ち行かなくなる可能性もあり、仕入れ先とは産地情勢や商品情報を共有し、共存共栄を目指せる関係を構築することを考えていくことが必要だろう。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:43 | 辣腕記者のヒント
辣腕記者のヒント③
国産材の需要が増加する傾向にある
日刊木材新聞 橋本 崇央

国産材需給率の回復基調
 国産材の需要が増加する傾向にある。地球温暖化防止など環境問題を意識して国産材を積極的に活用していこうという気運の高まりや外材の高騰、供給減などもあって着実に需要拡大しており、17年度の木材自給率は前年度比1.6ポイント増加して20%に回復した。主な要因は合板素材としての増加があり、国有林のシステム販売によるB材需要の創出などの成果が挙げられる。
 そして今注目を集めているのが、新生産システムの動向だろう。新生産システムは林野庁のシステム販売に続く国産材需要拡大の切り札として、18年度から22年度の5年間で全国の11ヵ所の指定地域の大型製材工場に積極的に補助金を投入して大型製材工場の生産性を高め、住宅メーカーなどの大口需要家に対しての供給量を拡大していこうというものだ。

露呈してきた新生産システムの問題点
 現時点では指定地域のそれぞれの計画が具体化され明らかになってくるにつれ、地元の中小製材業や木材市場、木材流通などの間で新生産システムに関する疑念の声が聞かれるようになってきた。それというのも指定されたグループの中核となる製材工場での増産に向けた丸太消費の拡大が広域集荷につながり、地域外の大手製材工場に吸い上げられていく現実を見て、丸太供給に対する不安が顕在化してきたといえる。
 北関東に昨年できた大型製材工場の影響で北関東の杉丸太の相場は1年で倍になり、価格の高騰が林家の生産意欲を刺激して丸太供給が拡大するかに思われたが、なかなか丸太の供給増にはつながらなかった。大型製材工場の誕生を契機に丸太需要が拡大、丸太価格が上昇し、林家の手取りが増えるというのであれば、ある意味国産材問題の大きな部分となる林家の生産意欲の高まりや森林施業の適正な実施につながるのだろうが、丸太の高騰が供給量の拡大につながらず、中小製材工場は丸太は買えない、買っても採算が合わないと淘汰の道を推し進めることになりかねないこともわかってきた。
 新生産システムでは施業の合理化も進め丸太の生産量が増加し、山土場で丸太の仕分けを行い製材工場に直送することで、市場への横持ち費用を削減しようという動きもあり、丸太生産の現場からの改善を行っていこうとしている点で北関東の例とは異なる。逆に原木市場では製材工場に直送されることで、市場の存在が危うくなるという危惧も出てくる。

やるせない中小製材の淘汰
 国産材の需要拡大を目指して大型化、流通の合理化はCO2対策としての国産材活用や大口需要家向けの安定供給という面では必要な施策と言えるだろう。しかし、国産材を使った地域ネットワークなど小規模需要者にとっては規格化された人工乾燥材を安価に調達するより、家1棟分の木材を注文挽きで製材して天然乾燥や葉枯らし乾燥など時間をかけて木の色艶や香りなどを重視した注文に対応してくれる中小の製材工場も必要なはず。新生産システムが中小製材工場の淘汰につながるようでは、真の国産材の価値を高めていこうという動きまで消し去るような事態にならないような配慮も必要なのではないか。
 自由競争の中で淘汰されるのは致し方ないが自分たちが払った税金を補助金として受けた大型製材工場に淘汰されるのではあまりにやるせない。国産材需要の拡大だけを見ていてよいのだろうかと感じる。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:40 | 辣腕記者のヒント
辣腕記者のヒント②
木造住宅関連業界で話題のラーメン
日刊木造新聞 橋本 崇央

次々と市場に
 木造住宅関連業界で最近、ちょっとしたブームになっているものに、「木造ラーメンフレーム」があります。木造ラーメンといっても完全に剛接合というより半剛接と言われるようなものですが、都市部などの狭小地で1階にビルトインガレージを設けたいとか、店舗併用住宅で1階に大開口を設けたいといったニーズに対応できる便利なフレームといったものです。金物接合や合板プレート、鉄筋挿入構法など様々な接合方法で開発が行われており、多分10種類以上のものが市場に供給されるようになってきています。

危うさを乗り越えるために
 その一方で耐力の評価や運用面での統一見解がないままに、性能規定化の中で使われるようになってきており、建築主事も判断に困るケースが多々あるのではないでしょうか?また、門型フレームの性能を壁倍率換算で表現することが多く、これも誤解を生じる要因になっているようにも感じます。さすがに最近では在来工法の壁倍率の計算と門型フレームの換算壁倍率を同じ土俵では考えなくなってきているようですが、他の構法との混構造の場合の扱いとか、業界が率先してルール作りを行い、行政が認めるとか、何らかのルールがないと業界としての大きな発展にはつながらず、ライバル同士がお互いを否定しあうようなことになれば業界にとっても大きな損失につながります。
 木造建築の可能性を高めていき、より自由度の高い木造建築を実現するために検討して欲しいものです。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:36 | 辣腕記者のヒント
辣腕記者のヒント①
一般の方にはあまりぴんとこないかもしれませんが
日刊木材新聞 橋本 崇央

日本中心主義から世界が脱却
 一般の方にはあまりぴんとこないかも知れませんが、今年になって木材、合板の価格が急騰しています。そういえば、前は拒んでもコンビニで弁当を買うと割り箸をマニュアルどおりに入れてきたのが、ココにきて「割り箸は要りますか?」というような対応をするところが出てきたり、ホームセンターにプロの材木屋さんが合板を買いあさりに行ったりというような現象が現れています。合板不足で商社の割り当てがこないから仕方なしに、ホームセンターで合板を買い込んだけど、すぐにホームセンターも売り止めするような事態になってしまいました。
 今、木材の世界では中国、インドといった国の買い付けが増加し、日本が世界1の木材輸入国と言われたのも昔話となり、価格は安く品質に厳しい日本の木材市場は世界の木材マーケットの中でのイニシアチブを握れなくなってしまいました。最も値上がりの激しいのが合板関係で、インドネシアが違法伐採の取り締まりを強化したことなどに端を発し、国内メーカーも主要な原料の北洋材丸太の高騰、床用の厚物合板の需要が急増し、納期対応が逼迫する中で構造用合板は年初比で25%、型枠用合板は40%も値上がりしています。合板だけでなく、構造用集成材、米松平角、米松小割材、北洋材製品など外材関係はほとんどが値上がりしてきています。

いつ建てるのがいいのか、という悩みの時代へ
 木材だけでなく石油化学製品とか、建材もカタログ改訂などに伴って値上げをしてきており、住宅会社では資材の値上がりは売値に転嫁していかざるを得ないところまできています。
 住宅という高額な買い物をするのにあたり、住宅ローンの金利だけでなく、資材価格の動向も知って欲しいと思います。しかし、知れば知るほど住宅はいつ建てるのが良いのか悩みは深まるばかりかもしれませんが、意外に国産材の製品価格は上がっておらずお買い得? とも言えそうです。

日刊木材新聞社
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:25 | 辣腕記者のヒント