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NARB of JAPANの実現へ向けて⑧
エンド・ユース・アプローチという発想
小池 一三 ■ Ichizo Koike

揚げ足を取るのは簡単だが
 洞爺湖サミットが開かれる周辺の町で開かれた「すまい教室」で1時間ほどお話してきました。地元の関心は、地球温暖化よりも冷え切った経済が、このサミットを機会によくなるのかということにありましたが、それでも、地球温暖化への関心は確実に高まっているとの実感を持ちました。
 僕の話は、自然エネルギーはベストミックスで考えるべきで、太陽熱や、風力や、バイオマスを単体で取り上げて、曇りの日には太陽熱は使えない、風の吹かない日は風力はダメ、山が機能していないと木質バイオマスは安定供給されないなどといって攻めるのは間違っていること、それから、エネルギーは供給側から考えるのではなくて、最終用途の側から考えるのがいいという、いつもながらの話でした。
 この話は、去年の中越沖地震以降、聞く方の相槌が大きくなっていることを感じます。 僕が「原発が好きなのではなくて、暖房や冷房が欲しいのですよね」と言うと、ウンウンと相槌が打たれます。

ウンウンの相槌が増えている
 この話は人を選ばない話で、東大や京大の大学院生を相手にする場合も、工務店の方々を相手にする場合も、市民生協の方々を相手にする場合にも、一様に相槌が打たれます。 ヘリコプターから映し出された無人(映し出されなかっただけで人は中にいたり、映像に映らないように隠れていました)の原子力発電所と、その後のニュースは、それほどに強烈な印象を残していて、起こり得る現実を、人はそこに見たのでした。
 この話に続いて、僕が「石油を飲みたい人はいませんよね、自動車を動かすエネルギーが欲しいのですよね」というと、最近の石油の高騰を受けて、やはりウンウンと相槌が打たれます。エゴだと言われたトヨタが、プリウスによってエコに転換してから業績を急激に伸ばした事象は、エンド・ユース・アプローチの有効性の証左です。
 海外に日本の省エネ技術を普及することを、最近、日本政府はいい出していますが、産業経済省のベースではなく、簡単に利用されて、有効性の高い技術にもっと目を向けて、国内的にそれを奨励し、その事績を以て世界にアピールすることを大切にしてほしいと、僕は思っています。その際、有効なのは自然エネルギーをベットミックスし、エンド・ユース・アプローチする発想だと思っています。

(有)小池創作所 
小池一三の週一回 
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 14:22 | NARB of JAPAN 
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