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パワービルダーと国産材
日刊木材新聞 橋本 崇央 パワービルダーまで国産材 国産材をパワービルダーが活用していこうという動きが目立ってきた。一建設などが出資したプレカット・集成材製造会社のファーストウッド(福井県)は、柱には杉の集成材を使用し、関西・中京圏の一建設や他数社のパワービルダーの物件にも使っていくことになるようだ。高山にできた森林組合系の製材・加工工場では杉の平角や桁角などをKD材として首都圏のパワービルダーに出荷していくという。そういえばタマホームも元々は国産材志向のパワービルダーで、供給量が追いつかないことなどもあって、必ずしも国産材を使っているわけではないが。 にわか国産材ブームの中で これを単なる外材の高騰による代替需要としての国産材ブームと見るか、国産材がパワービルダーの価格や品質、供給量の面でも対応できるような時代になったのかは判断が難しい。しかし、1年ちょっと前までは国産材=地域工務店の図式があり、品質の安定しないものを工務店の技術で使いこなすというのが感じられたが、外材高騰でにわか国産材ブームになっているように感じる。 国産材が本当の意味で評価され需要を獲得できたのか、海外の供給事情が変化したらまた元に戻るのか。そうなると最新の大型製材工場の施設だけが山に残るような事態にならないかと少し心配でもある。 日刊木材新聞社
by ju-takukoubou
| 2009-04-09 10:52
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