地域マスター工務店登録運動 Webコラム

カテゴリ
全体
住まいづくりをチェック
いい工務店との家づくり 
業界コトバの散歩 
工務店ブログ探訪
住宅道具・考 
辣腕記者のヒント
野池主義でいく 
工務店業界サーチ
住まいを歩く 
工務店設計者の日々
NARB of JAPAN 
住宅ローン審査の仕組み
リンク
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
基準法改正とドタバタ劇の要因
建主へもしわ寄せが
 建築確認の厳格化を決めた改正建築基準法が施行されて以来、工務店の間には大きな不満が渦巻いています。特に、確認後の計画変更については再申請が求められるとあって、「これでは建主がかわいそうだ」「工務店にとって死活問題だ」などの声があがっています。
 メディアとしてはこれを反映すべきなのでしょうが、性善説から性悪説に切り替えた国の方は、この点については頑ななようです。
 もう一つ、提出すべき書類が大幅に増えて、費用負担も問題になりそうです。例えば、木造3階建ての場合、従来の3倍近い分量になり、費用も100万円近くになるのではないかと言われています。
 なぜ、たくさんの書類が必要なのか。技術や工法、材料等が多様になったことも一因ですが、建築主事の専門的な知識が乏しくなったことが指摘されています。専門職は育てずに民間の力で、というのは国の方針ですが、そのしわ寄せがこんなところに出ているわけです。

民間に依拠する方法もあるはず
 それならいっそのこと、もっと民間に依拠したらどうでしょうか。というのは、武蔵工業大学の岩村教授によると、ドイツのある州では、最終責任を設計者に負わせることになっているため、申請図書はほとんどノーチェックで通っているとのこと。
 実はこの方式は我が国でも検討されていたようですが、立ち消えになっています。
 現状では時期尚早ということなのでしょうが、工務店に保険加入を義務付けるのであれば、併せて検討されてもいいのではないでしょうか。
 設計者も保険に加入することで、設計者の責務と役割が正当に評価されることになれば、施工できない設計図を描いたり、木造住宅の見積もりもできないというようなことも改善されるのではないでしょうか。
 それには、3級建築士と目されている木造建築士の地位向上も必要ですが、設計者としての地位を確立するためにも、検討に値すると思われるのですが。

宮澤 秀雄 ■ Hideo Miyazawa
日本住宅新聞社 
[PR]
by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:21 | 工務店業界サーチ
<< 4号特例廃止というハードルを越... 消費者保護という錦の御旗 >>