地域マスター工務店登録運動 Webコラム

カテゴリ
全体
住まいづくりをチェック
いい工務店との家づくり 
業界コトバの散歩 
工務店ブログ探訪
住宅道具・考 
辣腕記者のヒント
野池主義でいく 
工務店業界サーチ
住まいを歩く 
工務店設計者の日々
NARB of JAPAN 
住宅ローン審査の仕組み
リンク
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
消費者保護という錦の御旗
この法改正に異議あり
 「建築士がいなくても、確認検査などなくても住宅は建つ、というのが私の持論です」と、国交省のあるお役人が言っていました。それならばなぜ、という思いは残りますが、「とにかく消費者保護なのだから」という錦の御旗に押し切られた形なのが、今回の建築基準法、建築士法等の改正と、瑕疵担保確保法の創設です。
 ほんの一握りの悪質な業者のために、大多数のまじめな工務店にも影響を及ぼすような法改正が行われる―法律というものはそういうものだと言われればそれまでですが、納得できないという工務店も多いでしょう。
 確認審査の厳格化などを盛り込んだ改正法が施行される直前、県の機関が行った説明会に参加した工務店がこんなことを言っていました。
 「お客様は設計には素人なのだから、途中で設計変更が生じるのは当たり前。それが再申請することで20万円以上かかっても、お客様はぎりぎりの予算でやっているのだから払ってはくれない。工務店にとって今回の法改正は死活問題で、まじめにやっている工務店の意欲をそぐものだ」と。

聞こえてこない工務店の声
 そんな声は、まだ一部でくすぶっているだけで大きな声とはなっていないようですが、耳を傾けるべきであるし、それを代弁できるだけの力がないことに忸怩たる思いもあります。
 法令順守は当然のこととして、法律を整備すればすむというわけではありません。まじめな業者がやる気を失うことのないよう、良い業者を育てる働きかけも必要です。
 工務店側も、主張すべきことをもっと声を大にして言えるようになるといいのですが。
 この10年の間に、都市部の工務店は新築がめっきり減り、多くが下請けになっている状態。将来の棟梁を目指す若者も大幅に減っています。工務店の力を結集しようという試みが現在進行中ですが、これが最後のチャンスということになってしまうのかもしれません。

宮澤 秀雄 ■ Hideo Miyazawa
日本住宅新聞社 
[PR]
by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:15 | 工務店業界サーチ
<< 基準法改正とドタバタ劇の要因 通し柱が危ない? >>