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通し柱が危ない?
セールストークに負ける
 もう10年も前から指摘されていたことなので、今さら、と思う方も多いかと思いますが、通し柱の欠損問題について、あるプレカット企業に聞いてみました。
 2階までの通し柱は、三方または四方から材を受ける場合に欠損部分が大きくなるため、4寸角を用いても地震の際には折れてしまうことが実験でも確かめられています。
 壁が倒れるわけではないから、あるいは習慣で当たり前のように通し柱を用いているのでしょうか。そのプレカット企業によると、通し柱の供給は全体の8割を占めているとのこと。ちょっとビックリする数字で、かなり心配しています。
 心配の理由は、ハウスメーカーのセールストークに「工務店が建てる家は、通し柱が危ない」というのがあるからです。
 相見積もりの最終段階で構造的不安を訴えてひっくり返す、という事例は意外に多いのかもしれません。信頼の厚い工務店であればきちんと説明できるでしょうが、「工務店の住宅は……」とやられるのは辛いところです。

工務店グループの発足が続く
 地域の中で信頼を築いている工務店は多いわけですが、『工務店』というひと括りで扱われることについては、工務店業界はまだ無防備と言えます。その弱い部分をついて、体質強化のためのフランチャイズグループや団体等が存在する余地があるわけですが、またここにきてグループ化の動きが活発になってきた感じがします。
 一昨年、規模の大きな工務店を中心に結成した「地球の会」や、今年からスタートした全建連のサポートセンターは、理念を掲げて集まろうというものですが、新しい技術や商品等の普及を目的としたグループ発足の動きも相変わらず続いています。
 先日は、ミサワホームの創業者である三沢千代治が「もうハウスメーカーの時代は終わった」として「200年住宅」を推進するために工務店のグループ化に着手したと聞いたときには、工務店業界もナメられていると感じました。
 また、エクスナレッジ等が呼びかけた「あたりまえの家」グループ、『住まいを予防化学する本』をツールに、貸し本方式という奇抜な手法を考えている「町の工務店ネットワーク」等、新たな動きも出てきました。
 工務店業界の再構築につながればいいな、と思いつつ、地域という点で「工務店」全体と結びつく関係も大切だと感じています。

宮澤 秀雄 ■ Hideo Miyazawa
日本住宅新聞社 
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by ju-takukoubou | 2009-04-09 10:13 | 工務店業界サーチ
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