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家づくりのための教科書づくりを
進化する住宅会社
 先日、久しぶりに北海道旭川市の(株)カワムラを訪問してきました。
 もともと家具メーカーだったこともあって、住宅をパーツの集合体と捉える考え方で合理化を推し進めてきた同社は、この10年の間にさらに進化を遂げていました。
 そのひとつは、部位ごとのリフォーム見積もりソフト。トイレやお風呂でも、どのような設備を入れ、どのような工事をするかによって、たちどころに価格がはじき出されるようになっています。
 また、建材については徹底的に有効利用を図っており、端材にいたるまで工場で新たな部材として再生されていました。プレカット部材や建具等、かなりの部材が自社で調達できるようになり、自社で育成している大工がスムーズに建てられるシステムが出来上がっています。

セルフビルダーにも対応
 これをもとに、最近は「セルフビルド」にも挑戦、お客様が施工した分を割り引いているとのことですが、そこで見せてもらったのが家づくりの手順を解説した本でした。実際に施工したお客様が監修に当たっており、基礎工事から住宅の完成までがわかりやすく図解入りでまとめられています。
 お客様に家づくりを勉強してもらうための教本としていいツールになるのではないかと思い、工務店の方に聞いてみたところ、工務店が建てる住宅はそれこそ何でもありで標準化できないから、まとめるのは難しいのではないかとのこと。それは残念と引き下がっては見たものの、工務店業界として、家づくりのための教科書を提案できないだろうか、という気持ちは捨てがたく残っています。
 もちろん住宅ができるまででは不十分で、住み始めてからは愛着を持って住み続けられる家にするための工夫、長持ちする家にするための工夫等についても、工務店らしい提案を込めた教本も必要になってくるでしょう。新築のときが最高で、後は使い捨て、100年も200年も長持ちさせようという意識が薄いとされている日本人の住意識に、一石を投じられればいいのですが。

宮澤 秀雄 ■ Hideo Miyazawa
日本住宅新聞 
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by ju-takukoubou | 2009-04-08 17:15 | 工務店業界サーチ
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