地域マスター工務店登録運動 Webコラム

カテゴリ
全体
住まいづくりをチェック
いい工務店との家づくり 
業界コトバの散歩 
工務店ブログ探訪
住宅道具・考 
辣腕記者のヒント
野池主義でいく 
工務店業界サーチ
住まいを歩く 
工務店設計者の日々
NARB of JAPAN 
住宅ローン審査の仕組み
リンク
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
野池主義でいく⑭
性能ガイドブック
 2年ほど前から、工務店の『性能ガイドブック』をつくる仕事をしている。そこでいろんなことに気がついた。勉強になった。
 工務店は性能や技術のことについて、語り出すと止まらないところがあるが、「その全体を文章にまとめよ」と言うとなかなかできない。しかも「わかりやすく」と注文をつければ、それができるところはとても少ない。
 あるひとつの場面や要素については「なんとなく説明できている」と思われることも、別の場面や要素と矛盾していることが多くあり(それは家づくりの本質がそうなのだから仕方がないのだが)、そこを突っ込むともごもごしてしまう。
 さらには「なんとなく説明できている」と思っていることも、実は専門用語が羅列されていて、それを聞いている素人はほとんど理解できていない。
 もちろんその「迫力」というか「理解できないけど、専門的なことをよく知っている感」を与えることができたらそれはそれでよいのかもしれないが、「設計施工型の工務店を選択肢とする人=結構理性的な人(まあ高学歴といってよいか)」になってきたこの時代のことを考えると、玄関には入ってきてくれたとしても、そこで「どうもなあ…」と感じさせてしまい、去ってしまわれる可能性が高くなってきたように思う。

実は表現していない
 『性能ガイドブック』をつくりはじめた頃、そういう視点で工務店や設計事務所のHPを見てみたことがある。
 私は、当然どこの会社にも「自社の性能が説明されているページ」があると思っていたのだけれど、実際にはそうではなく、そんなページを設けているところはほとんどなかった。
 私にこの仕事を依頼してきた工務店は、すべて相当にレベルの高いところだったのに、そんなところでも性能を説明した資料はほとんど用意されていなかった。「いまある資料を改良したい」という話ではなく、「ないからつくりたい」という依頼だったわけだ。そんな工務店は性能についても結構レベルが高いのに、それはとてももったいない状況だと強く感じた。
 なぜそれまでつくることができなかったのかには様々な理由がある。それは実際に性能ガイドブックをつくる過程で見えてきたことだ。それはとてもおもしろいので、次回に述べることにしよう。

野池 政宏 ■ Masahiro Noike
住まいと環境社
[PR]
by ju-takukoubou | 2009-04-08 17:04 | 野池主義でいく 
<< 野池主義でいく⑮ 野池主義でいく⑬ >>