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野池主義でいく⑧
工務店なんて知らなかった
 今回からは「工務店とはどういう存在か」というようなことを考えてみよう。
 私は十数年前まで、まったく住宅業界のことを知らなかったし興味もなかった。当時の感覚を思い出せば、町で見かける工務店の看板を見たとき「大工さんがいて、コツコツと家を建てたりリフォームをしたりしているんだろうな」という印象だったように思う。どんな家を建てているのか、その工務店にはどんな特徴があるかなんてまったくわからなかった。たぶん漠然と「瓦屋根で外壁は塗装してあるような普通の家を建てている」と考えていたんだろう。
 一方で、大手ハウスメーカーと呼ばれる企業はメディアでCMを打っていた。まぁ家そのものに興味がなかったから意識して比較していたわけではないけれど、「工務店が建てる家」に比べれば垢抜けているように感じていたんだろうし、ちゃんとしている印象を持っていたはずだ。
 おそらく今もほとんどの人が工務店や大手ハウスメーカーに感じていることは、当時の私とほとんど変わらないと思う。

工務店の社長は何故おもしろい人が多いのか
 いきなり話は飛ぶが、最近心から思うことがある。それは「中小の工務店の社長(責任者)っておもしろい人が多いなぁ」ということ。もっと正確に言えば、「調子がいい工務店の社長はおもしろい」となる。
 私がおもしろいと思う理由を考えてみるとこんなことだろう。
■何だか知らないけど熱い
■興味の幅が広い
■フットワークが軽い
■話をするのが好き(およそよく飲み、よくしゃべる)
■論理的、合理的に考える
■いい苦労をしてそう
■根が素直というか単純というか…
■結構常識人
 こうした社長像は私が十数年前に描いていた工務店のイメージとはまったく違う。そして世間の人たちは、すぐ近くにある工務店の社長がこんなにおもしろい人であるかもしれないとは考えもしていない。

社長のおもしろさが、家づくりに現れる
 「工務店とはどういう存在か」を考えるとき、実はこの「社長がおもしろい」ということが重要な要素になるように思う。つまりこういうことだ。
 家を手に入れるという行為をするとき、「人と家」がセットになる場合というのは実は少ない。
 まず建売住宅、マンションは「家」を買うだけ。大手ハウスメーカーは「人」と「家」がバラバラのパターンになる。「何だか安心」という漠然とした背景の上で、「営業マンの人柄がいい」とか「熱心」というようなところで決めたりするけど、その営業マンが建てる家のことを十分に知っているわけではなく、責任を持っているわけでもない。設計事務所は「人+家半分」という感じ。だって、実際に家を建てるのは工務店だから。
 そういう意味で、すべての家づくりに関わり、提供するすべての家に責任を負っている社長がいる中小の工務店だけが、「人と家」が本来の意味でセットになって家づくりを行っているわけだ。
 だから「社長のおもしろさ」がそのまま家づくりに現れる。たとえば、前述のような「熱いけど合理的に考える」というような社長であれば、それはそのまま家づくりに現れる。

野池 政宏
住まいと環境社
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by ju-takukoubou | 2009-04-08 16:54 | 野池主義でいく 
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