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野池主義でいく③
自立循環型住宅の続き
 あいかわらずほうぼうで自立循環型の話をしている。先日はSE構法をやっている工務店の集まりがあり、話のついでにこのことにも触れた。あんまり関心はないかなぁと思いながら話をしたけど、予想に反して乗ってきた。すでに、今後提供する家ではすべてこの評価を示そうと考えていた会社もあった。
 家を提供する側としては、自立循環型の考え方を取り入れ、省エネがしやすいようにするところまでが守備範囲と言えるかもしれない。でも、やっぱり本気で省エネを目指すなら、提供した家が実際にどれほど省エネになっているのかを確かめたい。またその結果とあわせて、温度や湿度の環境がどうなっているのかというところも確認してほしい。そうすれば、住まい方などともあわせて、自分たちの工夫がどれほど有効か、もしくはうまく使われていないかがわかる。そんな分析をフィードバックさせれば、どんどん進化していくはずだ。
 ちなみに、4月7日(土)には「自立循環型住宅研究会」というものの発足イベントを開催しようと思っている。いま温熱環境や省エネがどこまでわかっているかを示しながら、上に述べたような調査手法についても解説し、さらに様々な人たちと議論を深めたいと思っている。興味がある人は私のHPに注目しておいてください。たぶん開催場所は大阪になると思います。

シックハウス問題
 もし私のことを知っている人がこれを読んでいるなら、私を「シックハウス問題に詳しい人」とか「自然素材に詳しい人(自然素材が好きな人)」というふうに思っている人が多いんじゃないかと思う。いや、もっと正確に言うと「健康や化学物質にこだわっている人」という感じじゃないだろうか。
 でも私が書いているものを読んでもらえればわかるけど、私は「健康な人が病気になる可能性が低い住まいとは?」という発想でこの問題を追いかけてきている。確かに化学物質にひどく敏感になってしまう人は想像を絶するほど大変な苦労をしているし、そうした人を救う手立てや社会システムは必要だと思うけど、化学物質をゼロにしようとするのは行き過ぎだと思う。この問題に取り組み始めた頃からそういうことを言っていたつもりなのに、いつのまにか「化学物質ゼロ主義者」のような印象を持たれてしまい、そういう行き過ぎ論を述べると「裏切られた」みたいな評価を受けてしまうことがある。私はあまりに室内空気のことに無頓着な状況を「普通」にしたかっただけなのですよ。
 とは言うものの、家のつくり手がシックハウス問題について一定以上の認識・知識と具体的な対応力を持つようになってきたかといえばそうじゃない。健康住宅的イメージを持つ自然素材住宅をつくっていても、建具には合板を使っていたりするし、それがどの程度の問題を引き起こすかという追求をしているわけでもない。こうした状況を見ていると、とても危なっかしい。いま考えているレベルよりもう少しだけ目標レベルを上げて、シックハウス問題に取り組むのは大きな意味があると思うのだけれど…。

野池 政宏
住まいと環境社 
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by ju-takukoubou | 2009-04-08 16:49 | 野池主義でいく 
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