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アビィフィールドハウス
業界コトバの散歩⑮
アビィフィールドハウス
岩下 繁昭

アビィフィールドハウスは、日常生活が不安になってきたが、高齢者介護施設ではなく、自宅のような環境で暮らし続けたいと考える高齢者のための「小規模グループハウス」である。アビィフィールド(Abbeyfield)は、ロンドンにある通りの名前で、1956年、アビィフィールドにある1軒の家で、近所の一人暮らしの高齢者の孤独を支えるために、リチャード・カーゴム氏がハウスキーパーとなってグループハウスを開いたことから、「アビィフィールドハウス」として広まっていった。
 イギリス各地に785軒の アビィフィールドハウスがあり、8,000人以上の高齢者が入居している。さらに世界の16の国と地域に広まり880軒のハウスに、約9,500人の居住者が住み、15,000人以上のボランティアがいる。日本でも2006年に岐阜県のアビィフィールドハウス「なかよし村」が運営を始めている。

家庭的な雰囲気のアビィフィールドハウス
 「なかよし村」も10室というように、 アビィフィールドハウスは少人数で、家庭のような雰囲気の中で、互いに助け合って暮らしていく。入居資格は原則として60才以上で、自立した日常生活ができることが条件となっている。
 32~38平米といった個室に、ミニキッチン、トイレ、洗面があり、浴室は共用となっている。居住者は個室に使い慣れた家具を持ち込め、プライバシーが尊重され、友人を招くこともできる。
 ハウスには、家事全般に目を配り、食事を用意し、居住者を見守るハウスキーパーがいるが、買い物、調理の手伝い、庭の手入れなど、できることはお互いに分担し合う。
 海外では地域のボランティアがハウスキーピングの多くを担うことになるが、日本ではなかなか難しい。しかし地域の中で思いやりとふれあいの場となることを目指している。介護が必要になった場合、訪問介護サービスなどを利用しながら、できるだけ長く住み続けられるようにしている。
 入居費用は、地域標準家賃+食費+運営費で13~14万円ほどになっている。

住宅型有料老人ホーム
 「有料老人ホーム」には、施設内の介護スタッフによる介護サービスを受けることが可能な「介護付有料老人ホーム」、介護が必要になった場合でも、訪問介護等のサービスを利用しながら、引き続きその施設でサービスを受けることが可能な「住宅型有料老人ホーム」、介護が不要な高齢者が入居できる有料老人ホームで、要介護となったら契約を解除し、退去しなくてはならない「健康型有料老人ホーム」の3つがある。
 アビィフィールドハウスは、このうち「住宅型有料老人ホーム」ということになるが、高額な入居一時金が不要なこと、少人数で、家庭のような雰囲気の中で、互いに助け合って暮らしていくといったことが特徴になっている。

元気な老人ホームは立地も重要
 「なかよし村」の入居費用は、他の同様な施設に比べ高くはない。それでも地域標準家賃は6~7万円、食費+運営費は夫婦2人となると14万円で、合わせると21万円程で、入居するにはそれまで居住していた家を売るか貸すかしなければ、年金だけで暮らし続けるのは難しい金額である。
 住み慣れた住まいを離れてとなると、思い切って気候の温暖な所へといった人も少なくないはずだ。しかし入居するのは元気な高齢者であるので、もてあます程ある時間をどう過ごせるかがまず問題になる。映画、趣味の工芸、家庭菜園、スポーツなどができる場所が近くになくてはならない。
 さらに医療施設が近くにあるかも重要であるし、訪問介護等のサービスを受けやすいかなども立地の重要なポイントになる。
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by ju-takukoubou | 2009-04-08 15:05 | 業界コトバの散歩 
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