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工務店ブログ探訪
ブログの楽しみ方③
新建ハウジング編集長 三浦 祐成

「マスター工務店」の登録ブログをぐるぐると見て回り、工務店の実像が伝わってくる文章、住み手の皆さんの役に立つと感じた文章を抜き出し、簡単な解説とともに紹介していくこのコーナー。今回は、工務店と住み手との接点―見学会について、その実例をブログから抜き出しながら紹介します。

現場見学会とそのメリット
 工務店と皆さんとの最初の接点はおそらくホームページ、もしくは住宅雑誌や新聞広告、チラシになると思います。知り合いからの紹介というケースもあるでしょうが、今はこちらのケースが多いでしょう。
 その後、皆さんはホームページやブログなどをウォッチしながら依頼先候補を絞りこんでいくことになります。ですが、ホームページやブログでわかるのはその工務店とその家づくりの一部でしかなく、どこかのタイミングで直接会う、直接建物を見る機会が必要になります。
 工務店の中には常設(もしくは半常設)のモデルハウス(展示場)を持っているところがあり、ここに行けば建物の特徴がわかり、社員や社長に会って直接話を聞くこともできます。最近では、モデルハウスに1晩泊まってその住み心地を体感できる「宿泊体験」を行っている工務店も増えているので、聞いてみるといいでしょう。
 モデルハウスを持たない工務店でも、その建物や素材に触れたり社員・社長の話を聞くことができる機会を提供しています。それが「現場見学会」と呼ばれるイベントです(モデルハウスを持っている工務店でも開催しています)。現在工事中の現場もしくは完成した建物を、施主の許可を得て公開するもので、大半が予約制もしくは記名制になっています。
 工事中の現場では、構造体や断熱材など完成すると隠れてしまってなかなか見ることができない部分を、社員や社長の解説付きで確認できます。完成した建物の場合は、間取りや内装・外装の仕上がりを確認できますし、施主の話を直接聞ける場合もあります。
 また、最近では住んでからしばらく経った(1年とか3年とか5年とか)施主の家を公開する「OB宅見学会」、複数の現場をバスで回る「バスツアー」なども企画されています。

岡庭建設の見学会
 この現場見学の様子は、工務店ブログでもよく見ることができます。参加できなくてもその雰囲気や建物の感じは伝わってくるでしょう。
 以下は、岡庭建設という西東京市の工務店の設計士・池田さんのブログからの抜粋です。

(以下引用)
1本日は「立川の家」見学会最終日が開催された。
最終日とあって、開始時間から多くの人の波が押し寄せた。
「木」のお話を聞きたい方々、木の家造りに熱心な方々が多く訪れた。
昨日以上に紀州の山について熱い話をしてくれる山長商店の真鍋さん。
なんと、本日は紀州から同取締役 榎本様もお越し頂き、ご一緒に説明して頂けました。感謝!
木の植林・伐採・・・加工・完成の話や、木の強度など、中々聞けないお話にご参加者の皆様も満足されていたようです。そして、家造りの参考になったことでしょう。
外では、東京ガスの方々が、ガス発電についてご説明中。
予想通り、仕組みについて興味のある方々が押し寄せておりました。

岡庭建設 ikeda's blog  

 池田さんは建物の設計だけでなく、見学会のチラシもMACを使って自分で作り、そしてブログで告知し、また当日は現場で説明にあたるなど、マルチに活躍されています。設計者や施工者にポイントを聞いたり直接質問できるのが、現場見学会のメリットです。またこの見学会では、構造材を供給した紀州の材木業者の社員や、ガス会社も説明スタッフとして参加していて、その道のプロから詳しい説明を受けることができたようです。
 岡庭建設さんだけでなく、多くの工務店が見学会の日時、そして「見所」をブログを使って告知しています。それを見てから見学会に参加するとより理解が深まるはずです。
 またブログの書き手と直接会えるのも、ひとつの楽しみではないでしょうか。実際は初対面でも「初めて会った気がしなかった」という話をよく聞きますし、会った後いっそうブログのファンになってしまうケースも少なくないようです。

山と木を見る見学会 阿部建設の事例
 岡庭建設さんのケースは建物の見学会でしたが、素材など―特に自社がこだわる「木」を山や加工場まで見にいく見学会を開催している工務店も少なくありません。
 以下は名古屋市の阿部建設・阿部社長さんのブログからの抜粋です。

(以下引用)
今回の与作ツアーには、OBのご家族2組を含む19名の方々が参加され、他の工務店の参加者を含めると65名の参加者となる大イベントとなりました。詳しい与作ツアーの報告は、イベントレポートでお伝えします。まずもってご参加して頂いた皆様、天竜T.S.ドライシステム協同組合の方々ありがとうございました。
伐採体験を通じ、木の大切さを知って頂き、住宅造りのお役に立てれば幸いです。
写真は伐採の様子や記念写真、木材加工場(新月材センター)での食事の様子です。いのしし鍋やふきのとうの天ぷら、あまごや新じゃがなど心温まる料理を山側のスタッフ(天竜T.S.ドライシステム協同組合)にてご用意して頂きました。
子供さんの笑顔がとても楽しそうで、企画した私たちも楽しくなりました。

阿部建設・社長ダイアリー 

 「与作ツアー」というユニークなネーミングの見学会ですが、自分の家に使う木とそれが生えている山、その加工場を自分の目で確認してみてはどうですか、という阿部建設さんの思いが込められています。
 正直なところ、木や山を見るといっても初めてなわけですから、その良さはわかりにくいかもしれません。でも、きちんと手入れされている山だなぁ、こだわりをもって正確に加工しているんだなぁ、ということぐらいは伝わってくるはずです。また、そんな材を使おうとする工務店の姿勢、山や環境問題に対する意識も感じることができると思います。それは依頼先を選ぶ際のものさしのひとつになるのではないでしょうか。
 こうした見学会のもうひとつのいいところは、「思い出」をつくれることです。家は出来合いを買うこともできますし、それは否定しませんが、その場合思い出として残るものは少なくなりますし、その結果「思い入れ」も浅くなります。一方、家を「つくる」ことを選び、そのプロセスに参加すれば、その分大変ですが、「思い出」は増え、「思い入れ」も深くなるように思います。「思い出」の詰まった家は家族にとっていっそう大事な財産になるでしょうし、「思い入れ」が深くなるほど長く大事に使おうという気になるのではないでしょうか。特に子供と一緒に参加できるこうしたイベントは、親にとっても子供にとってもこうした効果があるように思います。

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by ju-takukoubou | 2009-04-08 13:46 | 工務店ブログ探訪
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