地域マスター工務店登録運動 Webコラム

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工務店ブログ探訪
ブログの楽しみ方②
新建ハウジング編集長 三浦 祐成

 「マスター工務店」の登録ブログをぐるぐると見て回り、心にぐっときた、くすりと笑ってしまった、住み手の皆さんの役に立つと感じた文章を抜き出し、簡単な解説とともに紹介していくこのコーナー。
 今回も、前回に続いて「工務店の社長さん」の日々を紹介したいと思います。

工務店としての見識を高める姿勢
 私見ですが、工務店というのはもっともハードルの高い製造業であり、サービス業のひとつであると思っています。
 地域の中小企業でありながら、マーケティングから営業、そして設計、製造(施工)、さらにアフターメンテナンスまでを一手に行い、しかも提供するものが何万点ものパーツを顧客の要望に合わせて組み合わせ、時にはオリジナルでつくる、現場生産による一品もの(=注文住宅)。また「命と暮らしを守る器」であり「一生の買い物」であるがゆえの大きな責任もその肩に乗ってきます。
 だから、工務店の社長さん(の多く)は、多忙な中でも、日々知識と技術を高め研鑽を積むために飛び回り、また書籍などから知識を吸収しているのです。

(以下引用)
12月14日(木)から17日(日)まで会議が続き東京(SAREX)、横浜(トライアングル)、島根県吉賀町柿木村(森里海の会)と旅行する事になった。年末が迫り一番忙しい時に仕事を離れるのは数年前では考えられなかったが、会社のスタッフがそれぞれの持ち場で支えてくれているので、かなりの後ろめたさはあるものの割り切って飯田を出発することが出来た。
14日は東京でSAREX「工務店力向上」ワークショップ。評論家の芹沢俊介氏の「家族のいまの姿と明日の姿」をテーマにしたお話。虐待、いじめ問題、家族論に造詣が深い芹沢氏から、家族の場である「住宅を造る事」を仕事としている我々工務店に対していろんな問題を投げ掛けて頂いた。
→「南信州木楽日記」(大蔵建設) 

 これは大蔵建設の大蔵社長さんのブログからの引用です。ここに出てくる「SAREX」というのは、「住環境価値向上事業協同組合」という正式名をもつ工務店さんの団体で、工務店に様々な支援サービスを提供するとともに、定期的に勉強会を開催しています。
 大蔵さんが書いている12月の勉強会では、家族問題の評論で知られる芹沢俊介さんを招いて家族問題について討議したとのこと。家をつくるということは家族について、その暮らしについて考える、ということだと思います。だからこそ、器を作る技術だけでなく、家族や暮らしの在りようまで考えていこうとする工務店さんがいるのです。

能力・技術を高める姿勢
 家づくりには様々な能力・技術が求められることから、それらを身に着けるための様々な研修・資格制度が存在します。以下に紹介するのは、コスモホームの二代目・鈴木社長さんのブログです。

(以下引用)
今日、シックハウス・アドバイザーの資格証書が届きました。
2004/12/15に交付され、1回の更新を行いました。
住宅には、色々な材料が使われます。
その材料に含まれる化学物質が人体に悪い影響を与えるのを防ぐため様々な知識が必要です。
そのため、定期的に講習会を受け正しい情報の中から正しい選択をして行かなければなりません。
講習の中で、総論・医学・化学・法学・建築と5つの分野から様々な問題点を出しながら、今後の仕事に対する考え方を今一度見直す事が出来ました。
住宅とは一歩間違えると、とても怖いものです。
住めない家になったら、ローンだけ残ってそれこそ取り返しのつかない事になります。
自然素材が全てではありませんが、建てた後に、資産になる家をつくりたい。
そして、長く住める家を目指して行きたいと思います。
「二代目行進曲」(コスモホーム) 


 ここで紹介されている「シックハウス・アドバイザー」というのは民間資格で取得は任意ですが、建築士など公的な資格制度もあり、工務店の社長さん・社員さんは仕事の内容に応じて様々な資格を持っています。しかも持っているだけでは意味がありませんから、日々研修や勉強会などに出かけ、その知識と技術に磨きを掛けているわけです。
 あくまで記者の目から見た傾向ですが、こうした知識や技術の向上に時間とお金を掛けている工務店さんほど、お客さんからの評判も良く、ビジネス的にも安定しているように見えます。
 また最近ではメールやブログ、SNSなどの普及もあり、工務店さん同士の横のつながりが広がり、情報交換も活発に行われるようになっていて、工務店さんの力量が全体的に底上げされてきているように感じています。

感性や趣味での共感
 情報を収集するもっとも基本的な、そして手軽な手段が読書です。<工務店の社長=職人=本なんか読まない>という認識を持つ人もいるようですが、それはあまりにもステレオタイプです。私たちが『新建ハウジング』という工務店さん向けの媒体を出すときも「工務店の社長は文字が嫌いだから失敗するよ」とさんざん言われたものですが、そんなバカにした話はない、と『新建ハウジング』では文字を多めにしています。が、読者の皆さんは普通に読んでいます(確かに文字の嫌いな人はいますが、それはどんな職業でも一定数存在するでしょう)。取材に行っても大変な読書家に出会うことがあります。
 以下に紹介するのは、「夢職人」という変わった名前の工務店さんの熊沢社長さんのブログです。

(以下引用)
新聞の書評欄におすすめ図書として載っていたので買った本。
ちょうど同じ頃、「住宅検索キーワード コト」というタイトルの記事を書いていて、それで「コト」という文字に反応したのかもしれない‥
本を買うときは特定の著者は別としてタイトルだけで購入してしまう癖があって、届いてからどこかで見た著者だなと思っていたら、以前「水惑星はなぜ生まれたのか」という本を読んだことがあってその著者だったのだ。
職業は東京大学教授 自然科学の分野で主に惑星のことを研究しているらしい。
以前、NHKスペシャルで「地球大紀行」という番組を放送していましたが、その時に企画段階から関わってきて、科学を一般の人にもわかりやすくしたという経歴の持ち主です。
→「夢職人 気持ちのいい家造りたい」(夢職人)  


 熊沢さんのブログには時折、読んだ本の紹介・感想が出てきます。それを読むと、なんとなくでも感性や趣味などが伝わってくる気がします。
 それだけで家づくりのパートナーを決めるわけにはもちろんいきませんが、感性や趣味が同じ方向を向いていると、より良い家づくりのパートナーシップが結べるような気はします。

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by ju-takukoubou | 2009-04-08 13:32 | 工務店ブログ探訪
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