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いい工務店との家づくり⑧ (株)小林建設 小林 伸吾
私の目指す工務店
(株)小林建設 小林 伸吾

多種多様な工務店が存在する中で、私の目指す工務店の4つの大きな特徴は……

[1]いい家づくりが自社で完結できる工務店
 「自立した工務店」と表現した方が正解かもしれません。自社で企画から設計・施工・アフターまで外注や下請けなどせず、一貫した流れで顧客対応できる工務店です。
 特に、私達の手掛ける注文住宅では、直接エンドユーザーとの密な話し合いが重視されるので、顧客との出会いから完成した後まで、常にスタッフが顔の見えるお付き合いを徹底します。そのため、社内では部門ごとの垣根を越えて社員一丸のコミュニケーション力や個々の人間力の構築が要求されます。また、単に“家をつくるだけの工務店”ではなく、「企画力」「デザイン力」「マーケティング力」や広告・宣伝に至るまでプラスαの力を必要とすることは言うまでもありません。
 もはや、「いい家」をつくるだけでは、「いい工務店」にはなれない。そんな時代が来たと思います。

[2]営業マンが不在でも受注できる工務店
 よく、ウチは「いい営業マンがいないから受注できない」と思われている工務店の社長がいますが、今は「売り込む」ほど顧客が逃げていく時代。何度訪問を繰り返しても効率は悪くなるばかりです。
 そこで追っかけなくとも受注できるシステムを考えるわけですが、これがなかなか難しい。まず私達は他社との差別化を常に考え、自分達しかできない工法、システム、性能、デザインを掲げながら『小林建設ならではのスタイル』を確立します。
 次に営業活動として(営業マンは不要でも、営業しないということではありません)見学会・住まい教室などのイベントの開催、DM・通信の配布、パンフレットや小冊子の充実、更にホームページやブログでフォローしながら人間関係を徐々に築きあげます。
 当然自分達のスタイルやこだわりのイメージを前面に出しますので、顧客は好きか?嫌いか? はっきりします。私達は、好きになっていただいた顧客と家づくりができれば「それで良し」と割り切り、決して、全てのお客様にアプローチはしません。
 だからこそ重要なのは、常に陳腐化しない、魅力ある「小林建設ならではの家」を建て続けなければいけない。そこが大きなポイントです。

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▲小冊子『ひのすみか』

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▲『ひのすみか通信』

[3]つぶれない・つづく工務店
 先日、東京のあるフランチャイズの会員工務店が倒産し、その後の対応に関わりました。
 フランチャイズの完成保証制度により建築主は本来守られるべきですが、実際に工事を引き継ぐ工務店はなかなか見つかりません。顧客にとって、家が完成しないストレスや、今後の管理する工務店が不在である現実は、大きな悩みとなっております。
 こんな不幸な話が我々の業界に頻繁に起きている現状を自分の目で直に確認すると、改めて「つぶれない・つづく工務店」経営をしなければと、つくづく思います。
 工務店は仕事を継続させるために、時に大手の下請けや、厳しい設計事務所の相見積もりの物件を請け負いますが、私はできる限りエンドユーザーのみを顧客とし、無意味な売り上げアップやその場しのぎの仕事はやらないようにしています。
 自社の“体力”も考えながら、うわべより内容の充実を第一と考えます。そのためにはどうしたら“いい会社”になれるか‥‥。社長はもちろん、社員全員で勉強します。損益計算書(PL)の基本は少なくとも理解し、"我が社の現在"を常に把握。毎年、少しずつでも自己資本を増やし、悪い時でもつぶれず、立ち直る時間をきちんと確保できる会社となるよう心掛けます。
 くれぐれも、変な経営コンサルタントの話を聞いて一気に伸ばすことなく、階段状に踊り場を設けながら一歩一歩大きくなる。そんなしぶとい(?)地域工務店が目標です。

[4]グッドデザイン賞の意義を貫く
 グッドデザイン賞受賞に関しては、このホームページ上の『業界コトバの散歩11』で岩下先生から紹介して頂きましたが、私達小林建設のつくる「杉の家」が地域工務店として初めて受賞できました。その内容を簡単に整理すると、

1)地域の材で地域の職人が地域に合った長寿命の家を実現
2)山側と家づくりのネットワークを組み、地場産業の利点を生かした家づくり
3)杉の持つ美しさを最大限にデザイン。地場産業を発展させていくシステムを提示
以上の点が高く評価されました。これは、ある意味昔から地域で家づくりをしてきた工務店にとっては“あたり前”のことでしたが、国産材の使用率が20%の現在のわが国では、どうも特殊な家づくりのようです。
 今回、私達が今から約10年前から取り組んできた「近くの山の木で家をつくる運動」そのものが評価され、グッドなデザインとして認められたことは、大きな自信と喜びになりました。今後も私達は“あたり前”のこの取り組みを更に徹底し、グッドデザイン賞の意義を貫くことがイコール「私の目指す工務店」であると考えています。
 以上、それぞれ難しい目標でありテーマですが、改めて整理すると、どれもこれも最終的に「地域に必要とされる工務店」を目指していることに気がつきます。
 私達はこれからも“私の目指す工務店”を常に意識し、忘れず“小林建設らしさ”に磨きをかけ『顧客に感動を与える工務店』となるように、頑張ります。

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▲2007年度グッドデザイン賞受賞

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▲受賞作品「杉の家」

(株)小林建設 HP
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by ju-takukoubou | 2009-04-08 11:42 | いい工務店との家づくり 
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