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いい工務店との家づくり⑥ 辻野建設工業(株) 辻野 浩
一周回遅れがトップランナー
辻野建設工業(株) 辻野 浩

いい工務店とはどんな会社なんでしょう? 改めて自社の経営について考えてみました。

自立的な住環境づくりを目指して
 家づくりの専門家として私たちはいつも理想的な家づくりについて考えています。
 専門家ですから私たちが考える家づくりの理想像は時代を先取りしているべきだと思います。一方で、家づくりについて考えれば考えるほど、家の外側を取り巻く住環境に目を向けざるを得ないと思います。
 話は飛びます。
 地球温暖化は私たちの努力ではどうしようもない側面をもった問題です。
 しかし私たちの会社は、現代人が日々の生活の中でもっと自然と共生していくことが大事であると考えています。
 大きな災害によって社会的なインフラが破壊されたり、何らかの国際的なアクシデントにより物流がストップして食糧やエネルギーが輸入できなくなったとしたら…そう考えると自分の目の届く範囲で自分自身が食糧やエネルギーをコントロールできうる環境に暮らすことが望ましいのではないかと思います。

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▲当別田園住宅「羊を飼う家」

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▲当別田園住宅「鶏を飼う家」

上記は極端な例ですが通常の生活の中でも、身近にある自然の力を自分の生活の中に取り入れる試みがとても貴重であると考えています。

工務店に求められる本当の総合力とは
 また、単なる個人の家だけではなく、自然共生の考えを共有する人々が共同体的な集落を形成し、個々の家がそれぞれの役割を分担し、それが機能することにより自立的な集落が成立すればいいな…と思っております。
 自給自足的な要素を生活の中に組み込みつつITや様々な現代技術の恩恵を享受し、自分自身の知的能力を発揮し、高収入も期待できる暮らしが理想的な暮らしであると思っています。

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▲当別田園住宅「大阪から来た人の家」
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▲当別田園住宅「住人ワークショップ」

以上のような理想をお客様に提供するために工務店としては単に家づくりだけができればいいというわけにはいきません。
 もともと工務店はいろんなことをやれなければけないのだと思います。もちろん、腕が良く、気心が知れている大工陣を擁する木造建築技術集団でなくてはいけませんが、その一方で、土地の仕入れ・販売をするディベロッパー、地域密着の設計デザインができる設計事務所、地域エリアごとのゾーニングを考案できる都市計画プランナー、地域活性化案を考案できるまちづくりコンサルタント…などなどいろんな能力を総合しなければ理想的な工務店としての住環境づくりはできないと思います。

「自給自足」なんて今の時代に逆行している…と多くの方は考えると思います。しかし、物事の本質を考え、私たちはあえて周回遅れを目指します。そうすると、いつの間にか先頭の人が背後に付き、それがその時代の本当の順位になってしまう時代がいつか来ると思っています。

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▲当別田園住宅「家並みと山里」
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▲当別田園住宅「かつての校庭に立つ家」

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▲当別田園住宅には薪ストーブが多い

忘れられない施主からの一言
 「額」によって「絵」の見え方ががらっと変わるように「周辺環境」によって「家」の見え方はがらっと変わります。
 しかし、それはたまたま偶然よく見えたという結果オーライではいけません。そうなるであろうということをわかっている予定調和的なデザインをすることが私たちの使命であると思っています。
 私たちはお客様に恵まれ活かされています。

個々の家づくりにおいてお客様はいろんなアイデアを私たちに与えて下さいます。建て終わり、住み始めた後もお客様は庭のしつらいや家具の仕立て等にいろんな発想を加えます。
 以前、お客様に言われて心に残っている言葉があります。

「私たちとずっとつきあっていると必ずいいことがある。私たちの暮らしやその中から発せられる意見から次の設計に活かせるいろんなノウハウを得ることができるから」
 その言葉はある意味、お客様のご都合主義かも知れません。しかし、真実を含んでいます。特に住環境を含んだ家づくりを提案している私たちにとって貴重なご意見です。
 私たちにとって理想的な経営を維持していくことはとても困難なことです。日々、営業と競争に明け暮れているのが現実です。
 しかし、工務店に限らず、理想を実現するという困難にチャレンジすることが中小企業の宿命とモットーであると思って頑張ってやっています。

辻野建設工業(株) HP
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by ju-takukoubou | 2009-04-08 11:27 | いい工務店との家づくり 
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